オフィスに観葉植物が必要な理由

オフィスに観葉植物が必要な理由

ハーバード大学のウィルソン教授らは、
「人は生まれつき自然や動物、植物との結びつきを好む」という
バイオフィリア仮説を提唱しました。
この説は、現在、世界的に受け入れられています。

テキサスA＆M大学のウルリヒ教授は
「木々が点在して見通しがきき、森林より安全で水や食料に恵まれたサバンナ（草原）は
人にストレス回復効果をもたらした。
サバンナに似た緑がある光景を好む傾向は現代人にも受け継がれている」と考えました。

実際に、見通しのきく美しい自然景観や植物を見ると快い感情が生まれて
ストレスが下がることがいくつもの研究で実証されています。
（「植物と共に生きるための屋内緑化のニューノーマル」全国鉢物類振興プロジェクト協議会より）

そのような事から、植物がストレスを軽減するため、オフィスに観葉植物を置くことを推奨しています

執務室での観葉植物の働き

毎日、何かと忙しくしていると、いつの間にかストレスが溜まっているものです。
ストレスを減少させる簡単な方法は、ただ好きな植物を3分間眺める事です。
オフィスに気に入った植物があれば、それを眺めに行っても良いですし、
自分のデスクに気に入った植物を置いて眺めたほうが、より気軽かもしれません。
さらに、その植物のお世話を自分ですれば、生長を眺める喜びも加わります。

植物の主要な色、緑色は「幸福感」や「ゆとり」といった感情を連想させる色です。
そして気持ちを落ち着け、毛細血管を広げる効果があり、高血圧の人に良い色ともいわれています。

仕事で疲れた時は、気に入った植物を眺めてリフレッシュしてください！

会議室での観葉植物の働き

植物の色である緑色は「幸福感」「ゆとり」といった感情を呼び起こし、
人間に程よいリラックス感をもたらします。

会議の参加者の視界に緑色である植物が入れば、緊張がぼぐれて活発な意見の交換が期待できます。
斬新なアイデアが生まれるかもしれません。
また、植物が傍にあることでストレス解消の結果、集中力が高まり、生産性も高まります。

休憩室での観葉植物の働き

人は生まれつき自然や動物、植物との結びつきを好みます（バイオフィリア仮説）
ですので、だれもが植物をみると緊張がほぐれます。
たまたま隣り合った人にも「この花、きれいですね」と話しかければ、たいていの人は否定はしないでしょう。
きっと多くの人が「そうですね」と答えます。
このように植物はコミュニケーションを自然と促すツールになります。

休憩室は、様々な世代の、様々な部署の人が集う場所です。
近年、在宅ワークが多くなる傾向から、逆に出社を重視し
「偶然の会話」から生まれる何かを重視する企業も増加しています。
その「偶然の会話」を引き出すきっかけを植物は作り出してくれる可能性を秘めています。